東南アジア展開5 体育系大学生vsジュニアチャンピオン バドミントン編

2016年8月。

僕たちは海外で活動するチャンスをもらった。

※9月18日 報告会やります!

詳細:http://www.gap-sports.net/seminar/thairaos/

 

 

前回までの話

東南アジア展開1 スポーツを仕事にする確率を上げる考え方

東南アジア展開2 学び方

東南アジア展開3 運動の値段

東南アジア展開4 車椅子バスケとブラインドサッカー

 

 

僕たちの2カ国目はラオス。

面白いもので国が変われば人気のあるスポーツも変わる。

日本で言えばサッカー、野球人気がやはり強い。

 

しかしラオスでは野球は誰もしていない。

人気があるのはサッカー。

そしてバドミントン。

 

オリンピックで金メダルを獲得して注目を集めているが

サッカーとか野球と比べると日本では部活動やチームも少ないように思う。

 

でもラオスでは大人気スポーツなのだ!

 

宿泊したゲストハウスのオーナーの中学生の息子さんも娘さんもバドミントンに夢中。

 

オーナーのお兄さんの息子さん、娘さんも。

オーナーのお兄さんに至っては好きすぎて子供たちの指導まで買って出ている。

※オーナーのお兄さんは真ん中の方です。

写真 2016-08-21 12 25 36

 

バドミントン。

それだけ熱があるということで練習を見学に行った。

そして僕らは急遽、試合をすることになってしまった。笑

 

 

国内ランキング上位のジュニアアスリートとの激闘!?

順天堂、法政、了徳寺。現役の体育系大学生3人。

東海大学、中京大学の体育学部大卒業の2人の社会人。

相手が小学生であろうと体育会出身として負けるわけにはいかない。

 

僕は人数の関係で試合には参加しなかったが、(一安心 笑)

4人の仲間たちはプライドを持って試合に臨んだ。

 

激しい打ち合いが始まるかと思いきや・・・

実力の差は歴然としていた。

 

25対1。

 

信じられないくらいの差をつけられ僕たちは完敗した。涙

完敗しすぎると人間は悔しいのさえも忘れて笑ってしまう。

 

急遽のトレーニング指導

負けた僕たちに選択肢はない。

対戦相手の要求を飲むことに。

 

『トレーニングを教えて欲しい。』

 

僕たちは二つ返事で指導に入った。

 

学生が担当するかと思いきや・・・

学生たちは試合後でヘロヘロなので代わりに僕が。

 

急遽なので指導の準備はしていない。

しかし動きを見さえすれば、必要なトレーニングはわかる。

 

英語がどこまで通じるか。

僕の英語力もそうだが、相手のヒアリング能力も。

そこが課題だと感じてプログラムを立てた。

 

できるだけシンプルに。

できるだけわかりやすい言葉で。

 

 

パフォーマンスの高さとフィジカルの弱さ。

選手たちはナショナルチームに所属している選手も何人もいる。

先ほど教え子たちを完膚なきまでに叩きのめしたのもラオスランキング1位の小学生。

 

ただ聞けばウォーミングアップは国際大会に行った際に他の国がやっているのを見て、

やらないとダメな気がして見よう見まねでやっている。

トレーニングはしたことがない。

 

日本のラジオ体操みたいな全員がやる体操もない。

 

そんな状況。

 

なので僕ら日本人が思う以上に

できるだけ形がシンプルでわかりやすいトレーニングを指導。

 

プランク(フロントブリッジ)を実施。

日本の高校生であれば2分くらいできるだろう。

 

選手たち・・・20秒でダウン。

 

写真 2016-08-21 12 47 06

 

サイドブリッジ

日本であれば1分はやるかなぁ。

ラオスの選手たち。そもそもフォームが取れない。

 

お尻歩き。

できるのは3分の1。

出来そうで出来なくて悔しそうに楽しそうに繰り返す。

写真 2016-08-21 12 57 59

 

思ったよりもフィジカルの弱さを感じた。

パフォーマンスは高いのにフィジカルが弱い・・・

違和感が残った。

 

時代と文化

練習後に選手(小・中学生)たちを見ていた。

中学校の子たちがスマホを使っている。

 

そういえばゲストハウスの近くのメコン川周辺でも

中学生らしき女の子たちがスマホで音楽を流し楽しんでいた。

 

スマホで情報が手に入るというのはいろんなメリットもあればデメリットもある。

彼らはネットで動画をDLしてトップ選手の動きを真似し研究する。

バスケットチームの関係者に話を聞いた。

 

 最近、選手たちのプレーがNBAの真似をするのが多い。

 結果的にチームプレーが出来ないしチームプレーの練習をしたがらない。

 なのでなかなかパフォーマンスが上がらない。

 

ということだ。

 

ここからは予測でしかないが、

バドミントンも同じで選手たちはトップ選手のような打ち方、動き方を学んでいる。

 

でもそれは強靭なフィジカルがあるからこそできることで

フィジカルが弱いのにやってしまうと、怪我につながる可能性がある。

 

ラオスという国の文化がそうさせるのか

現代のネット社会がそうさせるのか。

 

体の強さと比例しないパフォーマンスの高さ。

日本人とは身体の使い方が違うから。

と一言で片付けてしまえばそれはそれで正解かもしれない。

 

でも僕はトレーナーとして少し心配している。

 

 

逆に考えるとフィジカルの伸び代はまだまだある。

もしフィジカルが強くなったら・・・2020年がある意味楽しみだ。

 

 

2020年。

オリンピック・パラリンピックで日本人選手のトレーナーは正直、今の学生だと厳しいと思う。

何を好き好んで実績のない若手に仕事を任せるだろうか。

だったらまだ未開の地でトレーナーの知識・技術を活かして文化を作ってくる。

その方が学生トレーナーはオリンピック・パラリンピックに関われる可能性は高い。

僕は本気でそう思う。

 

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つづく

 

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