ご挨拶
思い返せば私は小学3年生の時に剣道を始めました。
競技者としてはあまり結果を残せなかった人間ではありますが、スポーツ(武道も含め)の魅力を存分に感じて生きてきました。
私が思うスポーツの価値は、見るだけでなく、やるだけでもなく、教育的な観点の可能性があることです。またスポーツから派生し、健康維持というヘルスケア領域の可能性も大いにあります。スポーツにはもっと可能性があるはずなのに、日本を中心にアジア圏ではそのポテンシャルを活かしきれていないように感じています。
ではアメリカやヨーロッパを真似ればいいのでしょうか?
そんなことはないと思っています。
私は、日本のスポーツ(部活動)を通じた人間教育という観点は他国にない素晴らしい日本の文化だと考えています。
たまたま出会った仲間と切磋琢磨し、高みを目指す。チームとして、個人として、成長していくことを経験できるのはかけがえのない財産です。
スポーツの価値は一番の価値は何か?と問われることがあります。
私は「負け」というシステムが存在していること考えています。
当たり前の話ですが、トーナメントで負ければ次はありません。最後の試合で負ければ、次はないのです。もう二度と同じ仲間たちとヒリヒリするような緊張感のもと試合に出ることはできないのです。
終わりを経験できることがスポーツ最大の教育的な価値です。終わりがあるから今を大切にできる。
今を大切にいできるから人生を大切にできる。人生においてスポーツは最高の教育コンテンツである。
またスポーツを通じて、体を動かす楽しさを感じることができれば健康づくりのキッカケになります。
15年以上、運動指導者として健康教育をしてきました。小学生から90代の方まで、元気な方から大病を抱えておられる方まで。
様々なクライアントに触れ、実務の中で大いに学びました。
日本は世界トップクラスの平均寿命を誇る国です。これは間違いなく医療の発展が大きい。
しかし、健康寿命と平均寿命に乖離があるということは、患者が寝たきりでいる可能性が高いということでもあります。
運動、栄養、休養のバランスを整えることで健康寿命と平均寿命を近づけることができるかもしれません。
そのためにスポーツがもっと活かせるものだと考えています。
当財団ではスポーツプロフェッショナル人材の教育とスポーツをする人の包括的サポートを主軸事業としながらも、スポーツの可能性自体を追求すべく、誰もやっていないような事業にのみ挑戦してまいります。
私たちのロゴは10色が重なり合うようなデザインです。
これはスポーツ分野で誰もやっていない、誰もできない事業を10個構築していくことを目標にしてデザインしています。
誰かがやっているような事業はやりません。少なくとも僕の人生にそれはいりません。
自分たちだけの独自の、もしくは誰もができないような品質のものを。そこだけをやる財団として活動して参ります
脇坂 大陽 TAIHI WAKISAKA
一般財団法人スポーツアライアンス代表理事
トレーナーズアカデミープロデューサー
医療法人鎮誠会 顧問
株式会社クラシオン 顧問
JCCAマスタートレーナー・A級講師
和歌山県海南市出身
桐蔭高校から中京大学体育学部へ進学
野球、サッカー、陸上、空手、剣道、柔道、ボクシング、フェンシングと様々な競技のフィジカルトレーナーを経験。
年間1000人以上のプロトレーナーの育成に携わり、スポーツ系大学やスポーツ系専門学校や医療系専門学校でも教鞭を執る。
Jリーグ、プロ野球、Bリーグ、ラグビーセブンズ日本代表、パラスポーツ団体職員、パラスポーツ日本代表、オリンピック金メダリストのマネージャー、スポーツ分野での起業家など日本のスポーツ界の第一線で活躍する人材を輩出。またアメリカ、ドイツ、イタリア、ラオスなど世界のスポーツフィールドでも活躍する教え子たちも数多くいる。
『専門知識を学び、資格を取得しただけではトレーナーを職業にすることができない』という現状を打破すべく、トレーナー向けキャリアイベントの運営や、トレーナー・セラピスト専門のビジネススクールの講師として経営指導も行う。
設立した財団ではスポーツ分野で起業を目指す若手起業家、学生起業家を包括的にサポートしている。