日本では医学部以外できない解剖実習

トレーナーやコメディカルなど人の身体に携わる仕事や、それらの仕事を志す学生さん向けに学んでいただける解剖実習です。

実際に自分の手で、ご献体を解剖させていただきます。筋肉、関節、骨はもちろん教科書だけでは学べない人体の奥深さを学んでいただけます。

今回はハワイ大学で開催された解剖実習に参加された方の感想をまとめました。

解剖実習感想1:「触診に自信が持てるように」

森川稔之さんの感想
(4年連続4回参加 )

解剖学の知識の浅さに気付かされたことです。解剖学の教科書では、骨、筋肉、神経、血管等、組織ごとに分けて勉強していたり、それぞれの筋肉を分けて勉強していたので、メスを持って執刀した際に、どの場所にどの組織があるのかが把握できていなくて、神経や筋肉を途中で切ってしまいました。担当してくださってATCの先生は、説明をしながら組織をひとつひとつ綺麗に分けていて、解剖学を3Dでとらえられていない自分の知識の浅さを痛感させられました。

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触診に自信が持てるように|アスレティックトレーナー海外研修レポート

解剖実習感想2:「解剖実習と触診の関係とは」

高橋知花さんの感想
(大学2年生時に参加)

人間ってすごい。生きてるってすごい。全てに驚きました。こんなにも組織があり、複雑に構成されていること、人によって大きさや構造が異なることを改めて知る機会になりました。また、肺をハサミで切った時は、一番緊張しました。持ってみるとずっしりとしたみずみずしい肺。これが本当に肺なのか…と一つ一つが私の中で驚きを隠せませんでした。

知識不足を自覚して挑んだ実習でしたが、想像以上の情報量で頭はパンパンです…。しかし、学生のうちから解剖実習を経験したことで、このままじゃダメだなと強く思うことができました。

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トレーナー海外研修参加者インタビュー!解剖実習と触診の関係とは

解剖実習感想3:「曖昧だったことが明確になった」

伊藤妃芽香さんの感想
(大学3年生時に参加)

まずは、自分が競技をしていた頃になんか嫌な感じがする。だとか、ここらへんが痛い。という曖昧な箇所が実際の体を見る事で明確になりました。

何十年、何百年研究されていてもまだ解明できていない事がある。何百億年前から人間は存在しているのにも関わらず技術が進むにつれ謎が増えていく。人間の体の神秘さを感じました。

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「曖昧だったことが明確になった」ハワイ大学解剖学実習レポート

解剖実習感想4:「今まで勉強していた解剖学ってなんなんだ!?」

古峯聖さんの感想
(大学2年生時に参加)

自分が今まで勉強していた解剖学ってなんなんだ!?と思ってしまうくらい解剖すればするほど、謎ばかりでした。

でも、謎が出てくれば出てくるほど、もっと知りたいと欲が出てきて夢中で解剖していました。人間の体を理解するのには2日では全く足らないです。

謎も多かったですが解剖したことで筋肉、神経などの走行、太さがわかって、実習現場でのストレッチやマッサージの時、頭の中で筋肉の走行をイメージできるようになり、今までよりもピンポイントでアプローチできるようになりました。

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「今まで勉強していた解剖学ってなんなんだ!?」海外研修参加者の声

解剖実習感想5:「必死になったからこそ出てくる疑問」

佐藤俊生さんの感想
(大学3年生時に参加)

僕たちが担当させていただいたご献体は、とても若かったです。大学の解剖学実習で見たご献体とは骨格も筋肉も全く違い驚きました。

教科書になっている筋肉とは、大きさや厚さが違い先生方の仰っていた『人の身体はそれぞれ違う』ということがよく分かりました。また、隣のご献体と比べて見てみました。

脂肪が多い人と少ない人、若い人と歳をとっている人とでも身体の作り、筋肉の厚さ、どこの筋肉が発達しているのか、衰えているのかの違いがとてもよく分かりました。

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「必死になったからこそ出てくる疑問」海外研修参加者の声

ハワイ大学解剖実習

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