東南アジア展開6 ラオスのフィットネス事情
2016年8月。僕たちはチャレンジをした。
チャンスを待つのではなく自分から取りに行く。
やはりそれが大事。
異国の地に来て心からそう思う。
そして同時に自ら主張しないと何も残せない。
運動指導をして気づく。
基本ができていないと応用ができないので現場で本当に困る。
引き出しの多さは武器だ。
前回までの話はこちら
ラオスのフィットネス事情
チーム指導の合間にフィットネスクラブにも行った。
3つのクラブ。
1つは現地からすると高級なフィットネスクラブ。
2つ目と3つ目は現地の人向け。
日本ではなじみのない仕組みがあったり
そして日本での当たり前がなかった。
トレーナーとしては衝撃。
本当に衝撃。そういえばタイもそうかも・・・
高級フィットネスクラブの費用
日本車も多く(日本車は高級品)ベンツ、レクサスも止まっているようなクラブ。
費用が (100キップ≒1円 0を2つとったら日本円と同じくらいです。)
1日 90000キップ
1ヶ月 800000キップ
6ヶ月 2800000キップ
- 1ヶ月あたり466666キップ
- 4100000キップ
- 1ヶ月あたり34166キップ
※ラオスは日本の給与の10分の1くらいです。
続ければ安くなる。
1年一括であれば半額以下。
日本だとそんな仕組みはない!!
※実際に施設を利用しました。
ジムの中は日本でも大人気のスピニングバイク専用のスタジオがあったり
ダンベルは50キロまで。
ウエイト系のマシンも30台以上ある。
ファンクショナルトレーニング専用の部屋も。
(一切使われていなかったけど)
ただ日本で当たり前にある アレ がないのだ!
2つ目、3つ目のジムは地元向けのジム
1日利用で15000キップ
1ヶ月、400000キップ
1年で1500000キップ。
先ほどのジムと比べると半額以下である。
そして面白いのが女性の値段が安い。
1日 12000キップ
1ヶ月 30000キップ
- 120000キップ
女性の方が少し安い。これもあまり日本で聞かない仕組み。
こうなると若い女性がトレーニングしやすい・・・のかもしれない。
女性がガンガンウエイトトレーニングをしていた。
ここにもアレがない。
ストレッチスペースがない
ないのだ。高級クラブにも地元クラブにもない。
どこを探しても見つからない。
運動前のストレッチをするのは日本だけの文化なのか。
それともタイとラオスだけの特徴なのか・・・
謎は深まるばかりだ。
そういえば2年前にバンコクに行き、フィットネスクラブを
交渉して無理やり2日間だけ使わせてもらった時にも
ストレッチスペースが3人分しかなかった。
試しに30分マットでストレッチをし、
プラス30分有酸素運動をしていたけど・・・
誰一人、ストレッチをしない。笑
日本の当たり前は国が変われば当たり前でない。
ニーズがないのか知らないだけなのか。
僕はプロとして・・・した方がいいと思う。
最終回へつづく
sports alliance主催講演会
9月27日(火) 講師:脇坂大陽 失敗学